
ロイヤル・アスコットは英国王室主催の競馬で、その歴史は300年以上になります。ロイヤル・アスコットはイギリスの夏のビッグイベントのひとつで、レースを観戦する人たちの華やかなファッションが毎年話題になります。もはや競馬の枠を越えた、ひとつの大きな社交行事なのです。
ロイヤル・アスコットは毎年6月にロンドン郊外にあるアスコット競馬場で行われるのですが、2005年の今年はアスコット競馬場が改装工事で使えないため、ロイヤル・アスコット300年の歴史の中で初めてアスコット競馬場以外で開催されることとなりました。その代替地がイギリスでも屈指の競馬場として知られるヨーク競馬場となったわけです。

6月14日から18日までの5日間開催されたのですが、私は開催日初日と16日のレディースデーと言われる日に行きました。木曜日のレースは一般にレディースデーと言われ、女性たちが特に華やかに着飾り、個性的な帽子をかぶることから、ファッションショーも兼ねたような日になっている。
しかし、ただ見に行くと言っても、チケットによって観戦できる場所がぜんぜん違います。
○Royal Enclosure
ここは以前にRoyal Enclosureのチケットを買ったことのある日とか、メンバーの招待がある人だけがチケットを買うことができる。ドレスコードも厳しく、男性はモーニングにシルクハットが基本。女性はフォーマルなドレスに帽子が必須。男女ともに民族衣装も可。
○Grandstand Enclosure
値段は50ポンド。高い・・・。一般の人が入れる最も良い席で、非常に良い位置で観戦することができる。ドレスコードはRoyal Enclosureほど厳しくはないが、スマートな服装が求められる。もちろんジーパンやショートパンツなどは論外。
○Yorkshire Enclosure
18ポンド。メインスタンドからコースを挟んで反対側のエリア。ゴール付近の直線もよく見ることができる。ついでに、Royal Enclosureの人たちを正面から眺めることもできる。
○Rails Enclosure
4ポンド。競馬場から半径2マイルの範囲に住んでいるヨーク市民のために設けられたエリア。当日5ポンド払えば、入ることができた。ドレスコードは裸じゃなければオッケー。ピクニックグッズの持ち込みも可。


私は初日がGrandstand、レディースデーの日はRails Enclosureで観戦しました。それにしても、イギリス階級社会の縮図という感をまざまざと見せつけられました。やはりRoyal Enclosureの人たちは服装もさることながら、かもし出す雰囲気が違う。Grandstandの人たちも着飾って入るのですが、素行がやっぱり一般人。特に酒が入ってくると、ぼろがぼろぼろ出てくる。Rails Enclosureなんか完全に別世界。柵で仕切られ、上流階級を遠くから眺める感じで、華やかな社交とは無縁の世界。みんな家から持ってきたお弁当でわいわいがやがや。いや、もちろんそれも楽しいんですけどね。
ロイヤル・アスコットの時に飲むものといったら、シャンパン。レースが始まるかなり前から競馬場に入り、シャンパンを飲みながらおしゃべりを楽しむ。そして、レースの合間も。いやいや、ほんとに優雅です。
ちなみに、2日間で計11レースに賭け、当たったのは単賞の1回のみでした。涙。

100台くらいのリムジンが停まってました
posted by Apple at 20:54|
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